2万年以上前の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の住居(たて穴建物)の跡(あと)が、6か所みつかりました。住居(たて穴建物)の大きさは3m×4mほどのだ円形で、10~20㎝くらいの大きさの穴(あな)に柱を立てただけの、テントのようなかんたんな作りです。住居(たて穴建物)のまわりからは、炉(ろ)の跡(あと)と、石器(せっき)がたくさんみつかり、家のすぐそばで料理や石器(せっき)作りを行っていたことがわかります。住居(たて穴建物)のつくりや残された生活の跡(あと)から考えると、ここは短い期間だけくらした場所のようです。ここでキャンプをしながら狩(か)りや採集(さいしゅう)をしていたのでしょう。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の住居(たて穴建物)は、全国でも20例ほどしかみつかっていない貴重(きちょう)なものです。
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現地説明会のようす
住居跡(D8区想定)
たて穴建物の跡(あと)