太平洋(たいへいよう)に面した海岸ちかくの丘の上で、縄文時代早期(じょうもんじだいそうき)から後期(こうき)にかけて、約6000年という、長期間にわたってつづいた縄文時代のムラです。住居(たて穴建物)の跡(あと)、墓(はか)、土をもりあげた盛土遺構(もりどいこう)などがみつかっています。後期に作られた長さ190m以上、幅120m以上におよぶ「コ」の字形をした盛土遺構(もりどいこう)は、国内で一番大きいもので、祭りの場であったと考えられます。
早期(そうき)の墓(はか)からは、副葬品(ふくそうひん)とみられる足形のついた土版(どばん)17点が見つかっています。また、後期(こうき)の注ぎ口のついた漆(うるし)ぬりの土器(どき)なども出土(しゅつど)しています。こうした出土品(しゅつどひん)から、当時の高い技術を知ることができます。
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盛土遺構(もりどいこう)小丘部の調査
たて穴建物群(縄文時代後期)
盛土遺構(もりどいこう)の調査