長柄横穴群(ながらよこあなぐん)は、合計36基(き)の横穴墓(よこあなぼ)がみつかっています。周辺(しゅうへん)には、ほかにも多くの横穴墓(よこあなぼ)があり、集中しています。
横穴墓(よこあなぼ)の埋葬(まいそう)する部屋「玄室 (げんしつ)」は、家の形をしているものが多いです。長柄横穴群(ながらよこあなぐん)では、玄室(げんしつ)が床(ゆか)より一段高い位置(いち)にある「高壇式(こうだんしき)」という全国でも珍(めずら)しい横穴墓(よこあなぼ)を見ることができます。複数の横穴墓(よこあなぼ)に、クギのようなもので描(えが)いた線刻画(せんこくが)があり、注目されます。特に、第13号横穴墓(よこあなぼ)では、人物・鳥・舟・建物などが描(えが)かれています。また、お寺の塔(とう)のような絵もあって、仏教(ぶっきょう)との関係を示している可能性(かのうせい)があります。
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全景
復元(ふくげん)された石室の入口
フラスコ出土状況(18号墓)