群馬県

中野谷松原遺跡

なかのやまつばらいせき

所在地群馬県安中市中野谷字松原外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

縄文時代(じょうもんじだい)のはじめごろの大きな遺跡(いせき)です。住居(たて穴建物)が200軒(けん)以上もみつかりました。10軒(けん)前後の住居(たて穴建物)からなるムラが、長期間にわたってつづいていたものと考えられます。住居(たて穴建物)は、1辺10m以上の大きなものもあり、はじめのころは直線に並び、その後、直径約110mにまるく並ぶようになります。ほったて柱建物にも、20mをこえる超(ちょう)大型のものもありました。墓(はか)が6か所でみつかっていますが、それぞれの一部の墓(はか)だけが副葬品(ふくそうひん)を持っており、特別な人が葬(ほうむ)られていたものと思われます。遠い地方の土器(どき)や、長野県(ながのけん)の黒曜石(こくようせき)、東北の頁岩(けつがん)、北陸(ほくりく)のヒスイや蛇紋岩(じゃもんがん)で作られた石器(せっき)が出土(しゅつど)していて、交流が活発であったこともわかります。祭りの道具も多くみつかって、高度な精神文化をもっていたことがうかがえます。

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  • 立石のある墓群

    立石のある墓群

  • イノシシの顔がついた土器

    イノシシの顔がついた土器

  • 出土された装身具類

    出土された装身具類

現在の様子現地は、工業団地(こうぎょうだんち)となっているため、見学できません
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