栃木県

笹塚古墳

ささづかこふん

所在地栃木県宇都宮市東谷町外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

墳丘(ふんきゅう)の長さ100m、高さ10.5mの県内でも大型の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)として、1957年に県の史跡(しせき)に指定(してい)されましたが、詳(くわ)しいことは何も分かっていませんでした。2006年から3回の発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれ、埴輪(はにわ)とふき石をともなうことや、二重の周濠(しゅうごう)と、その外側に土手(どて)のような外堤(がいてい)があることがわかりました。その結果、古墳(こふん)の全長は210mをこえて、県内最大の古墳(こふん)となりました。つくられた時期は、5世紀の中ごろだということもわかりました。5世紀は、大阪平野(おおさかへいや)を中心に、ヤマト政権(せいけん)の大王たちの墓(はか)とされる超(ちょう)大型の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)がつくられ、「巨大古墳(きょだいこふん)の時代」と言われます。笹塚古墳(ささづかこふん)には、造り方にこれらと同じ特徴(とくちょう)があります。笹塚古墳(ささづかこふん)に埋葬(まいそう)された人は、ヤマト政権(せいけん)にくわわることによって地位を得て、ヤマトの大王と同じスタイルの畿内(きない)型の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)を、栃木県(とちぎけん)で最初につくった人物なのです。

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  •   真上から見た古墳

      真上から見た古墳

  •    遠景

      遠景

  • 古墳入口にある標柱(ひょうちゅう)

    古墳入口にある標柱(ひょうちゅう)

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