伊豆諸島(いずしょとう)の火山島のひとつ、八丈島(はちじょうじま)の平地にある、古墳時代(こふんじだい)から奈良・平安時代(なら・へいあんじだい)にかけての遺跡(いせき)です。特徴的(とくちょうてき)な甕(かめ)や鉢(はち)などの土器(どき)や炉(ろ)の跡(あと)が、多く出土(しゅつど)しました。
土器(どき)は、いずれも表面が焼けていることから、火にかけられ使用されました。おそらく、かつお節(ぶし)を生産(せいさん)するための場所であったと考えられ、本州からはるばる海をこえてやってきた人々の存在(そんざい)を知ることができる重要な遺跡(いせき)です。
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土師器 (左:壺類 中央:甕類 右:杯類)
土師器「杯」
土師器「壷」
現在の様子 | 現在は、漁港となっているため、見学できません |
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