三重県

天白遺跡

てんぱくいせき

所在地三重県松阪市外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)から晩期(ばんき)の遺跡(いせき)です。1~2mの範囲(はんい)に石を集中させた配石遺構(はいせきいこう)や、縄文土器(じょうもんどき)を埋(う)めた埋設土器(まいせつどき)がたくさん発見されました。また、土偶(どぐう)66点をはじめ、岩偶(がんぐう)・岩版(がんばん)13点、石棒(せきぼう)63点、石刀(せきとう)4点、石剣(せっけん)7点など、縄文時代(じょうもんじだい)の祭りや埋葬(まいそう)に使われたとみられるものも多数出土(しゅつど)しており、配石遺構(はいせきいこう)などで、縄文人(じょうもんじん)の祭りが行われたのではないかとみられています。天白遺跡(てんぱくいせき)のような、とても大きな配石遺構(はいせきいこう)は、東日本には同じような例がたくさんありますが、西日本ではあまり多くありません。つまり、天白遺跡(てんぱくいせき)は、東日本の縄文文化(じょうもんぶんか)が西日本へ伝わる様子を知ることができる遺跡(いせき)といえるでしょう。

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