大和盆地(やまとぼんち)のまんなかにある唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)は、関西(かんさい)の弥生時代(やよいじだい)を代表する遺跡(いせき)の一つです。弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)には、環濠(かんごう)をめぐらした大きなムラのなかに、直径が50cmから80cmもあるような太い柱のほったて柱建物が建てられていました。またたくさんの木製品(もくせいひん)やそれを加工(かこう)した磨製石器(ませいせっき)、銅鐸(どうたく)などの青銅器(せいどうき)を作る工房(こうぼう)、中国風(ふう)の高い建物を描(えが)いた絵画土器(かいがどき)がみつかっており、当時の文化・技術(ぎじゅつ)の水準(すいじゅん)を知ることができる遺跡(いせき)として重要です。
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唐古・鍵 遺跡史跡公園(上空から)
楼閣(ろうかく)が描(えが)かれた土器片
復元された楼閣(ろうかく)
現在の様子 | 現在は史跡公園(しせきこうえん)として整備(せいび)され、出土品(しゅつどひん)などは公園内のミュージアムで展示(てんじ)されています |
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