船原古墳(ふなばるこふん)は、墳丘(ふんきゅう)が少し壊(こわ)されていますが、もとは長さ45m以上あったと考えられる前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。この古墳(こふん)は、古墳(こふん)の外側にほった穴から、豪華(ごうか)な副葬品(ふくそうひん)が、たくさん出土(しゅつど)しました。それらの品の多くは当時、戦争(せんそう)や移動(いどう)、農業をする時に重要(じゅうよう)な役割をした馬を豪華(ごうか)にかざる馬具(ばぐ)で、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)で作られたと思われるものもふくまれています。普通、これらは古墳(こふん)の中に入れられるものであり、このような出土(しゅつど)のしかたは、日本でははじめてです。当時の最先端(さいせんたん)の技術(ぎじゅつ)で作られた馬かざりは、人々に大変な驚きを与えたことでしょう。
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