上場高原(うわばこうげん)とよばれる台地(だいち)の上にある、鹿児島県(かごしまけん)ではじめて発掘(はっくつ)された旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)です。この遺跡(いせき)では、6つに分けられた地層(ちそう)から、石器(せっき)や土器(どき)が出土(しゅつど)しています。この遺跡(いせき)から出土(しゅつど)した石器(せっき)や土器(どき)を、古い地層(ちそう)から新しい地層(ちそう)の順にならべてみたところ、九州の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の石器(せっき)の形が、時代とともに変わっていく様子や、細石器(さいせっき)とよばれる石器(せっき)が使われはじめる時期や、縄文時代(じょうもんじだい)になって、土器(どき)が使われはじめた頃の様子などが、はじめて分かったのです。また、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の住居のような跡(あと)もみつかっています。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ