縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)の遺跡(いせき)です。発掘調査(はっくつちょうさ)では、縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)から晩期(ばんき)にかけての土器(どき)のほかに、妊娠(にんしん)している女性をかたどった土偶(どぐう)、模様(もよう)がほられた石棒(せきぼう)、丁寧(ていねい)に磨(みが)かれた三角形の板状土製品(ばんじょうどせいひん)や十字形石器(じゅうじがたせっき)などの祭りの道具(どうぐ)が出土(しゅつど)し、縄文時代(じょうもんじだい)の人々の心のなかを知る手がかりになっています。さらに、焼けて炭(すみ)になったトチの実や鳥の骨(ほね)、魚の骨(ほね)など、食生活がわかる自然遺物(しぜんいぶつ)や、狩(か)りに使われた石の矢じり、漁(りょう)をするための網(あみ)に取りつけられた石のおもりも出土しており、当時の生活の様子をうかがい知ることもできます。
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おおい屋で囲われた土層(どそう)
妊婦の土偶(どぐう)
先端に彫刻された石棒(せきぼう)
現在の様子 | 現地には、はぎ取った土層(どそう)と案内板が展示(てんじ)されています |
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