宮崎県

日向国府跡

ひゅうがこくふあと

所在地宮崎県西都市大字右松字刎田外部リンクGooglemap

主な時代奈良時代~平安時代

日向国府跡は、西都市街地の北西、国の特別史跡である西都原古墳群が展開する西都原台地から東に下った標高約20mの下位台地の平坦面に立地しています。昭和63年から宮崎県教育委員会が実施した分布調査、確認調査、保存整備基礎調査など13年間にも渡る調査の結果、政庁の正殿や東脇殿の存在を確認し、平成17年に日向国府跡として国の史跡に指定されました。その後、西都市教育委員会による整備に向けた調査では、奈良時代から平安時代まで、大きく分けて3時期の官衙の変遷が明らかになりました。正殿、東西脇殿、前殿、南門、塀や溝などの政庁建物群は、建物の建替え、掘立柱から礎石への構造変化、規模の拡大などを経て、最も充実し範囲も拡大した平安時代前半には、南北92m、東西118mの規模となりました。瓦、墨書土器、硯など官衙遺跡の特徴を示す多くの遺物も出土しました。日向国府跡から南に1.5㎞の位置には、同じく国の史跡である日向国分寺跡が存在しています。

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現在の様子将来の復元整備に向けて、現在は埋め戻しにより保存されています。現地には説明板が設置されています
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