五島列島(ごとうれっとう)の福江島(ふくえじま)の富江(とみえ)港に面する、台地の先端(せんたん)にある縄文時代(じょうもんじだい)の貝塚(かいづか)です。縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)から後期(こうき)の間に3回、人がくらしていた跡(あと)がみつかり、とくに後期(こうき)の土器(どき)や石器(せっき)、骨角器(こっかくき)がたくさん出土(しゅつど)しています。遺跡(いせき)の中で、土器(どき)の出土(しゅつど)する場所が時期によってちがうことから、時代によって住んだ場所が移り変わったことがわかります。また、打製石斧(だせいせきふ)をていねいに穴(あな)に埋(う)めた跡(あと)や、6人分の人骨(じんこつ)がみつかっており、貝塚が墓地(ぼち)やお祭りをおこなう場所として利用されていたとも考えられます。
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近景
出土した土器
現地の案内看板
現在の様子 | 現地に案内板はありますが、遺跡(いせき)の見学はできません |
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