長崎県

守山大塚古墳

もりやまおおつかこふん

所在地長崎県雲仙市吾妻町平江名外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

島原半島(しまばらはんとう)の北西部の平野(へいや)にある、全長約70mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。現在、古墳(こふん)の墳丘(ふんきゅう)は共同墓地(きょうどうぼち)として利用されており、古墳(こふん)全体に現代(げんだい)の墓石(はかいし)が立ち並んでいます。1952年ごろに、後円部(こうえんぶ)から箱式石棺(はこしきせっかん)1基(き)が発見されたといわれていますが、何が出土(しゅつど)したかはわかっていません。ただ、1990年に墳丘(ふんきゅう)の測量(そくりょう)がおこなわれ、墳丘(ふんきゅう)の形は古い特徴(とくちょう)をもっていることが確認(かくにん)されました。2008年に墳丘(ふんきゅう)のまわりで行われた発掘調査(はっくつちょうさ)の出土品(しゅつどひん)から、古墳時代前期(こふんじだいぜんき)につくられた古墳(こふん)であるということがわかりました。現在、県内ではいちばん古い古墳(こふん)で、この地域(ちいき)をおさめた首長(しゅちょう)の墓(はか)と考えられています。

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