遺跡(いせき)は、別府湾(べっぷわん)を見わたす丘(おか)の上にあります。1964年に発掘調査(はっくつちょうさ)が行われ、10万年以上前の石器(せっき)が出土(しゅつど)したと注目を集めました。その「石器(せっき)」は、現在では、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の中でも新しいものであると考えられていますが、重要な遺跡(いせき)であることに変わりはありません。あらためて調査(ちょうさ)をした結果、この遺跡(いせき)は、旧石器時代(きゅうせっきじだい)から縄文時代早期(じょうもんじだいそうき)にかけての遺跡(いせき)であることがわかりました。ここから出土(しゅつど)した縄文時代早期(じょうもんじだいそうき)の土器(どき)は、この時期の土器(どき)のモデルにふさわしいとされ、「早水台式土器(そうずだいしきどき)」とよばれるようになりました。
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