中津市(なかつし)の東側を流れる犬丸川(いぬまるがわ)ぞいでみつかった縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)のムラです。住居(たて穴建物)6軒(けん)と、九州で初めて縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)の倉庫(たかゆかそうこ ほったて柱建物)の跡(あと)7棟(とう)が発見されています。住居(たて穴建物)の跡(あと)からは、多くの縄文土器(じょうもんどき)が出土(しゅつど)したほか、埋葬(まいそう)されたと思われる人骨(じんこつ)も出土(しゅつど)しています。九州では、貝塚(かいづか)で埋葬(まいそう)された人骨(じんこつ)が出土(しゅつど)した例はありますが、住居(たて穴建物)から埋葬(まいそう)された人骨(じんこつ)が出土(しゅつど)したのは、近くのボウガキ遺跡(いせき)についで2例(れい)めとなります。また、発掘(はっくつ)された縄文土器(じょうもんどき)の中からは、カラスザンショウの種子(たね)の痕(あと)がたくさんみつかっており、縄文土器(じょうもんどき)を作る時に、土器(どき)をつくるねん土のなかに、カラスザンショウの種子(たね)が練(ね)りこまれたと考えられています。
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法垣遺跡公園
遺物出土
北から
現在の様子 | 遺跡(いせき)は、道の駅「なかつ」の建った場所にあり、主要(しゅよう)な部分が現地に残され、遺跡公園(いせきこうえん)になっています。 |
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