3つの古墳(こふん)からなる古墳群(こふんぐん)で、そのうちの2つが、古墳時代後期(こふんじだいこうき)につくられた円墳(えんぷん)です。1号墳は、直径28.7mで、石室(せきしつ)の奥(おく)の壁(かべ)に、赤と緑の顔料(がんりょう)で手を広げた人物や馬、舟、鳥、円などが描(えが)かれています。古墳(こふん)の中に納(おさ)められた副葬品(ふくそうひん)には、鉄(てつ)の刀や須恵器(すえき)などがありますが、その刀の鍔(つば)には、銀によるもようがえがかれていることがX線調査(えっくすせんちょうさ)でわかりました。2号墳は、直径約23mをこえる円墳(えんぷん)で、石室(せきしつ)の奥(おく)の壁(かべ)に、1号墳(ふん)と同じく赤色の下地(したじ)に緑色で、馬に乗り弓を引く人物や連続する円文(えんもん)、山形文(やまがたもん)などを描(えが)いています。このようにもようや絵が色で描(えが)かれたり、線できざまれたりしている古墳(こふん)を装飾古墳(そうしょくこふん)とよんでいます。
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ガランドヤ1号墳保存施設
ガランドヤ2号墳奥壁
ガランドヤ1号墳奥壁