唐津市(からつし)の松浦川(まつうらがわ)の河口(かこう)の近くの砂丘(さきゅう)にあります。奈良時代(ならじだい)から平安時代(へいあんじだい)の建物(たてもの)の跡(あと)などがみつかっています。調査(ちょうさ)では、大陸(たいりく)の敵(てき)から日本(にほん)を守るために、東日本から派遣(はけん)された防人(さきもり)のことを書いた木簡(もっかん)が全国で初めて出土(しゅつど)しました。木簡(もっかん)には甲斐国(かいのくに、今の山梨県(やまなしけん)から派遣(はけん)されたことなどが書かれています。また、木簡(もっかん)と一緒(いっしょ)に出土(しゅつど)した土師器(はじき)の坏(つき)は、作り方の特徴(とくちょう)から相模型(さがみがた)と呼(よ)ばれるもので、相模国(さがみのくに、今の神奈川県(かながわけん)一体)との関係があることもわかりました。
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土師器(はじき)
木簡(もっかん)