大きな岩の下から、たくさんの石器(せっき)や石器(せっき)を作った時のカケラがみつかり、高知県(こうちけん)の中央あたりで旧石器時代(きゅうせっきじだい)の様子が明らかとなりました。高知県(こうちけん)では、それまでほとんど旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)がなかっただけに、この大発見は、多くの研究者(けんきゅうしゃ)に注目されました。大きな岩は2つあったようですが、発掘調査(はっくつちょうさ)の時には、すでに1つはなくなっていました。石器(せっき)は、遺跡(いせき)の近くで取れるチャートという石をおもに利用していました。奥谷南遺跡(おくたにみなみいせき)と県西部では、石器(せっき)づくりに利用される石の種類や作り方が違っていることがわかり、高知県(こうちけん)内でも地域(ちいき)によって特色(とくしょく)があることが明らかとなりました。発掘調査(はっくつちょうさ)の時に残っていた大きな岩は、今では、高速道路(こうそくどうろ)の下に埋(う)もれています。
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岩陰
ナイフ形石器
細石器
現在の様子 | 現在は、私有地のため見学はできません |
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