古墳時代(こふんじだい)の大規模(だいきぼ)な祭りの跡(あと)です。洪水(こうずい)や地震(じしん)などの自然災害(しぜんさいがい)をしずめたり、ムラの繁栄(はんえい)を願ったりすることは、有力者(ゆうりょくしゃ)にとって重要(じゅうよう)な役目の1つでした。カミ(神)にささげられたものがたくさんみつかっています。古墳時代(こふんじだい)の人が、置いたままの状態でみつかることもあります。中には、鉄剣(てっけん)や碧玉(へきぎょく)製(せい)のまが玉など貴重(きちょう)なものもあり、自分たちの力ではどうしようもないことに対して、大切なものを惜(お)しげもなくカミに捧(ささ)げて、必死(ひっし)に祈(いの)ることしかできなかった姿(すがた)がうかびます。これらの他にも、土師器(はじき)・須恵器(すえき)・ミニチュアの土器(どき)・まが玉・土で作った銅鏡(どうきょう)やまが玉の模造品(もぞうひん)などがあります。土器(どき)のうち、甕(かめ)には、何かを煮(に)た痕(あと)がみられ、みんなで一緒に食べ物を食べていたことが想像(そうぞう)できます。
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遠景
配石遺構
古墳時代のマツリの跡
現在の様子 | 現在は私有地となっているため、見学できません |
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