古津賀古墳(こつかこふん)は、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)をもった古墳時代後期(こふんじだいこうき)の円墳(えんぷん)です。耳かざりの金環(きんかん)2つ(1対)、須恵器(すえき)、鉄(てつ)の刀(かたな)、鉄(てつ)の鍔(つば)、鉄(てつ)の矢じり、鉄(てつ)のナイフ、馬具(ばぐ)などがみつかっています。刀(かたな)は、先の部分が折(お)れていますが、70〜80㎝の長さがあったと考えられます。矢じりは、3種類のものが合計25本みつかっています。発掘調査(はっくつちょうさ)後に、石室(せきしつ)が復元(ふくげん)されています。幡多(はた)地域(ちいき)では、石室(せきしつ)全体が残っている唯一(ゆいいつ)の古墳(こふん)です。この古墳(こふん)には、古津賀遺跡群(こつかこふん)で祭りをおこなっていた中心人物がほうむられている可能性(かのうせい)があります。
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石室のなか
金環
須恵器
現在の様子 | 国道56号のすぐ側ですので、見学に行きやすい古墳(こふん)です。出土遺物(しゅつどいぶつ)は四万十市立(しまんとしりつ)郷土資料館(きょうどしりょうかん)で展示(てんじ)されています。 |
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