徳島県

地蔵院穴不動古墳

じぞういんあなふどうこふん

所在地徳島県徳島市名東町1丁目外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

眉山(びざん)のふもとにある地蔵院(じぞういん)の境内(けいだい)につくられた、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)をもつ円墳(えんぷん)です。石室(せきしつ)の石材は、徳島県(とくしまけん)に多い結晶片岩(けっしょうへんがん)で、奥(おく)の壁(かべ)を1枚の石で作るなど、巨大な石を多く使います。石材の使い方などから、7世紀後半に作られたとみられ、県内でもっとも新しい古墳(こふん)です。この後、奈良時代の阿波(あわ)国の政治の中心となる阿波国府(あわこくふ)は、この古墳(こふん)から鮎喰(あぐい)川をはさんで対岸に置かれます。国府の設置には、地元豪族の粟(あわ)氏の関(かか)わりが強いとみられ、この古墳(こふん)も粟氏に関わる古墳(こふん)と考えられています。

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