青森県の西部、岩木山(いわきさん)のふもとにある縄文時代(じょうもんじだい)の終わりごろの遺跡(いせき)です。縄文時代晩期(じょうもんじだいばんき)の環状列石(かんじょうれっせき)を中心とする遺跡(いせき)です。
環状列石(かんじょうれっせき)は、まるくドーナツ形に土をもり、そのまわりに石をならべて置いており、48.5m×39.1mのだ円形につくられています。また、直径(ちょっけい)約13mもある大型(おおがた)のたて穴建物もみつかっています。土器(どき)や、石の矢じり、石の小型ナイフ、すり石・石皿、まつり用の岩版(がんばん)・石剣(せっけん)などが出土(しゅつど)しています。中でも、環状列石(かんじょうれっせき)のまわりから数多く出土(しゅつど)した円盤(えんばん)のような石製品(せきせいひん)は、何に使ったのかわかりませんが、環状列石(かんじょうれっせき)と関係のある祭り用の道具と考えられています。
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遠くから見たようす
大型たて穴建物
環状列石(かんじょうれっせき)