1933(昭和8)年、道路をつくる工事の際に偶然(ぐうぜん)に発見された横穴墓(よこあなぼ)です。当時、7つの横穴墓(よこあなぼ)が発見され、そのうちの一つに、彩色壁画(さいしきへきが)があることがわかりました。壁画(へきが)のある横穴墓(よこあなぼ)は、崖(がけ)を横にほりこんだ墓(はか)の部屋の天井が、家の屋根のようになっていました。その部屋の壁(かべ)や天井などに、馬に乗った人物、手をつないだ人物、手に物を持った人物、渦巻き模様(もよう)など、さまざまな絵が赤い色で描(えが)かれていました。馬に乗った人物は、手に弓を持ち、シカを追っているようにも見えます。
この横穴墓(よこあなぼ)の年代は、7世紀前半と考えられています。東北地方で壁画(へきが)を持つ横穴墓(よこあなぼ)が発見されたのは、当時としては初めてのことだったので、大きな話題になりました。
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横穴の現状
玄室の内部の様子
横穴式石室の模式図
現在の様子 | 現在は、普段内部を見ることはできませんが、公開日に一般公開されます |
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