岩手県

大館町遺跡

おおだてちょういせき

所在地岩手県盛岡市14 外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

雫石川(しずくいしがわ)ぞいの火山灰(かざんばい)でできた台地(だいち)の端(はし)につくられた、大きな縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)のムラです。その大きさは南北250m,東西200mくらいで、広場を中心にして、これを取りかこむように、住居(じゅうきょ)(たて穴建物)がたくさんみつかりました。住居(じゅうきょ)はいくつかのまとまりに分かれていたことから、ムラの中にいくつかのグループがあり、住居(じゅうきょ)を建てる場所が決められていたようです。その中には、大きな柱を6本立てた、ほったて柱建物(ほったてばしらたてもの)の特別な施設(しせつ)が発見されているほか、ムラのはずれには、木の実などを貯蔵(ちょぞう)する大きな穴(あな)が多数みつかっています。
また、中央の広場からはお墓(はか)がみつかっていて、ムラの神聖(しんせい)な場所だったようです。住居区の外側にあるすて場からは、土器(どき)や石器(せっき)などがたくさん出土(しゅつど)しました。特に、うず巻きもようが特徴(とくちょう)の「大木(だいぎ)式土器(どき)」とよばれる土器(どき)のなかには、日本で最大クラスの大きな深鉢(ふかばち)がありました。そのほか,多くの板状土偶(ばんじょうどぐう)や、耳かざりや首かざりなどのアクセサリーに使う土製品(どせいひん)・石製品(せきせいひん)が多く出土(しゅつど)しています。

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  • 発掘調査のようす(住居区域)

    発掘調査のようす(住居区域)

  •   出土した大型深鉢形土器

      出土した大型深鉢形土器

  • 出土した板状土偶

    出土した板状土偶

現在の様子現在は、史跡公園(しせきこうえん)として整備(せいび)され、見学できます
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