4世紀のおわりから5世紀の初めにつくられた首長(しゅちょう)のお墓(はか)です。この古墳(こふん)は、上空から見ると、円形と台形を組み合わせた形をしていて、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)とよばれています。大きさは、全長168m、高さ12mもあり、東北地方で最大の大きさです。
また、古墳(こふん)の墳丘(ふんきゅう)は三段につくられていて、段と段の間のしゃ面には、古墳(こふん)がくずれないようにふき石がギッシリとしきつめられていました。また、雷神山古墳(らいじんやまこふん)から1km離(はな)れたところには、5基(き)の前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)などがつくられた飯野坂古墳群(いいのざかこふんぐん)があります。そのため、もともとこの地域(ちいき)一帯を治めていた首長(しゅちょう)が飯野坂古墳群(いいのざかこふんぐん)にほうむられ、その首長(しゅちょう)と関係をもち、東北地方でもっとも大きな力をもっていた有力者(ゆうりょくしゃ)が、雷神山古墳(らいじんやまこふん)にほうむられたと考えられています。
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上空からの眺め(手前は小塚古墳)
壺の形をした埴輪
古墳にしきつめられた石のようす